ゴルゴ考査 情事編
はじめに

ゴルゴを読んでる方はご存知だとは思いますが、ゴルゴは仕事の前によく女性を抱きます。
殆どが娼婦で、時々素人や仕事関係の女(KGBとかモサドとか)。
でも最近は年を取った所為か何なのか、女を抱く回数が減った。
実際は相変わらず抱いているのだが、その辺のところは漫画では割愛されているのかもしれない。

連載初期〜中期辺りは、セックスシーンが非常に多かった。
中には「何でやねん!!」と突っ込んでしまうようなシーンで抱いてしまうことも。

第26話「死に絶えた正装」では敵の女を追いつめ、女のあられもない姿を見て欲情してしまったのか、ゴルゴはその女を無理矢理抱いてしまった(しかもアオカン)。
そして情報を訊きだした後、射殺(苦笑)

第38話「ラオスのけし」では、GRU(ソ連軍事情報機関)の刺客の女とベッドインし、情事の真っ只中に女がナイフでゴルゴを殺そうとすると、すかさず女の腕を掴んで止めて、
「あとにしろ…」
と言い放ち、そのまま情事を続行。
勿論終わったあとの女の運命は…(合掌)

第142話「波止場を我が手に」。
情事の最中にマフィアに踏み込まれるが、ゴルゴはROD(男根)をコック(起こす)したままであった。
それを見たマフィアに
「この野郎、こんな時にまだおっ立てたままだぜ。おどろいた奴だ」
「けっ!早く服を着ろっ!胸くそ悪い」
と云われる始末。
この様に自分の命を狙われていたり、ピンチにも関わらず、情事が出来てしまうゴルゴの精神力というか性欲には感服せざる得ない。


「THE ゴルゴ学」というゴルゴの様々なデータを載せている本に「何故ゴルゴは任務遂行の前に女を抱くのか?」というコーナーで、

1.
「戦場に行く前の男の本能として、不安を女で紛らわせている。
あるいは生死を賭けた戦いの前に、自分の遺伝子を残そうと性欲が高まってしまうため」

2.
「その街の様子を知るために娼婦を買って、それとなく情報を聞き出すため」
(昔の忍者がそうだったらしい)

3.
「仕事で女をイカせなければならないことも多いので、その訓練のため」

4.
「なんだかんだ言って、やっぱり色んな女とヤってみたいから」

と色んな説を挙げ、会議の結果4の「色んな女とやってみたいから」という説が有力になったそうだ。
これは私もそう思う。
男の本能が…とか緊張をほぐすから…という理由以前に、結局はゴルゴは「女が大好き!」ということなんでしょう。
そうでなければ「何でやねん!」という女の抱き方はしないのだから(笑)
寡黙でクールを装っているが、本質は諸星あたるや冴羽僚並みの女好きなのだ。
彼のモノローグ?である「・・・」の中には、「お嬢さん〜お茶しなぁ〜い♪」や「モッコリ美女ーv」とまではいかないが、きっと「あの女、いい女だな…ヤりたい…」くらいは思っていたりするんだと私は考える。