ゴルゴ考査 情事編
「ゴルゴのセックス・テクニック」

ゴルゴはセックスが上手い。
娼婦でも素人でもレズビアンでも不感症の女でも、殆どの女性を絶頂に導いている。
何故上手いのかというと「THE ゴルゴ学」にも書いてあるが、ゴルゴは人を殺すために人間の身体の弱点、筋肉の動きなどを熟知している(ゴルゴは筋肉の動きを見ただけで、ターゲットが替え玉であることを見抜けるすごい視力の持ち主)。
なので女性の何処が性感帯で、何処を愛撫すれば弱いのかということを、しっかりと理解しているからであろう。
勿論ゴルゴ本人の、セックスの「天賦の才能」もあるのだと思う。
(以前大竹まこと氏が、「セックスが上手いのは生まれ持っての才能だ!」と云っていた…納得。)

汗もかかずに無表情で女性とセックスをするイメージが強いゴルゴだが、相手が素人の場合は彼もなかなか頑張っている。
娼婦の場合は金を払ってセックスをするわけだから、そのときはゴルゴも受身なのかも知れない。
娼婦相手の時は、体位も騎乗位が多い。
だが素人や仕事関係の人間の場合、しっかりと前戯というか愛撫してあげている。
そんなときは無表情ながらも、ゴルゴは汗をかいて女性に奉仕している。
体位も正常位だったりバックだったり松葉くずしのような体位だったり…結構様々な体位で頑張ってくれているのだ。
でも素人相手でも頑張っていないときもあるので、その時の気分や体調や状況(相手の女が正体不明だったり、近くに敵が潜んでいたりすることもある)、相手が好みの女かどうかでもゴルゴの対応は違うのかもしれない。

この様に女性をほぼ洩れなく絶頂に行かせてあげているのだから、やはりゴルゴは女好きなんである。
そうでなければ自分はイカずに、女性だけにエクスタシーを与えようとは思わないのだから。

そう、ゴルゴはどうやらセックスの際、殆どイっていないらしいのだ。

第44話「VOODOO」。
ゴルゴは高熱にうなされてる最中、ブゥードゥー教信者の少女にフェラチオされて射精したことを熱が下がってから少女に言われ、「精の滴…?おれの…?」とビックリした表情をしている。
子供なんて作っては仕事に差支えがあると思っているのか、少なくとも「中出し」はしていないようだ。
とは云っても今までに2回、ゴルゴの隠し子(?)騒動が起ったわけだが…。
(文庫本あとがきの杉森氏はその子供を「ご落胤」と呼んでいた…天皇陛下じゃないんだから・笑)
どちらにせよゴルゴは例え誤って子供が出来てしまっても、「我関せず」というスタイルを貫くであろう。。。

ところで、ゴルゴはどうやら乳好きのようだ。
愛撫のとき、乳房や乳首を攻めてることが結構多い。(漫画家の尾崎未来ちゃん発見・笑)
まぁ掲載雑誌が青年誌だし、エロシーンがメインの漫画ではないので、本当はもっと凄いコトをしていたとしても割愛されているのかも。

そしてゴルゴファンの間では有名だが、第231話「見えない翼」では、フランス人娼婦を装って近付いてきたKGBの女諜報員の正体を見抜いている。
どのように見抜いたかというと、情事の真っ最中に…

「ソ・ワールド・パリ(香水)で体臭はごまかしていても…括約筋はアダムロシアス(ロシア女)のものだ…KGBか…?」

なんと女の膣内(もしかしたら後ろの穴の方かもしれん…)の括約筋の具合で、どこの国の女なのか言い当てたのだ。
こんなこと、実際本当に分かるのかしら…?(笑)
今まで数え切れないほどの様々な国の女を抱いてきた、百戦錬磨のゴルゴだからこその技(技?!苦笑)なのであろう。
因みにこのときの女の喘ぎ声は…

「ああ〜!ち、ちくしょう!こんなのってあるのぉ!!悪魔!人殺しっああ〜〜!」

とあまりにも良すぎて、ゴルゴを悪魔呼ばわりである。あながち間違いではない…。